さて、四日目。
読者の方に「カンヌを諦めないで!」と励まされ、
母を説得し、行くことにしました。
コンシェルジュに電車のダイヤ表をもらった所、
10時12分発というのがあったので、それを目指す事に。
ホテルを出て右に曲がり、港の方に出て坂を下ります。
下りきったあたりに駅への通路があるはずですが、
「あれ?どこだっけ」となってしまい、
歩いていたオジサンに聞きました。
「モナコどこ?」
「モナコはココだよ(笑)」
「えっと、違う、ステイション!」
「?」
「えっと、ガール!」
「??」
「じゃあトレイン!」
「ああ、トレインか、トレインはあそこからだよ」
やっとわかっていただけました。
通路をどんどん行くと、エスカレーターがあり、
それを昇ると、切符売り場があります。
・・と言っても、自動販売機。
これの使い方が、前に来た時と変わってて、全然わからない!
有人の切符売り場もどこにあるかわからなかったので、
母が「その辺の人に聞こう!」と言い出した。
「ええ、危なくない?」と私が言う前に、
母は、アジア系の男の子を捕まえていた。
「カンヌまでの切符を買いたいの」と言うと、
ちょっと面倒だな、という顔をしながらも、
ちゃんとやってくれました。
途中、カードの暗証キーを入れる時は、
わざと離れて目を背けてくれました。
とっても良い子でした。
無事カンヌへのチケットを手にした私達は、
やって来た電車の二階に乗りました。
カンヌまでの道のりは、約1時間15分くらい。
途中、エズ、ニース、アンティーブなどの観光地を通ります。
景色もとてもいいです。
カンヌに着くと、駅前はホテルだらけ。
そこを海に向かって歩けば、あの有名な映画祭の会場があります。
レッドカーペットの上は、常に撮影会場。
私達も撮りました♪
すると、母が「トイレに行きたい」と言い出した。
一番いいのはカフェだけど・・。
ホテルで貸していただく手もあるか、と思い、
駅の方に戻って、手近なホテルに入り、
「トイレ貸していただけないでしょうか?」と聞いた所、
「うちは公衆トイレはないよ!隣のレストランに行けよ」と、つっけんどん。
ちょうどお昼近いし、レストランでいいか!と、
隣に入ったのでした。
ここの定食がモナコと比べるととんでもなく安くて、
冷たいドリンク、メイン料理、デザートで、13.5ユーロ。
って、それが普通か!
私のは、多分、鱈のフライ。
母のは、ベーコンとクリームのパスタ。
どちらも美味しかったです♪
デザートがまた素敵で、
母は、チョコレートケーキ。
私はアップルパイでした。
生クリームが最高でした!
つづく