SNSで私と繋がって下さっている方にはすでにご報告していますが、先日、友人に誘われて、 予約が取れない 事で有名な ミシュラン 三つ星 の名店、「 鮨さいとう 」さんに行ってまいりました。(^-^)
「なんで予約が取れたの?!」とツイッターでいろいろな方に聞かれましたが、連れて行ってくれた友人が常連でして・・・。前々から私が「さいとうかぁ~いいなぁ羨ましいなぁ」と言っていたのを覚えていてくれて、今回連れて行ってくれたのでした。
友人とは現地で待ち合わせしたのですが、とにかく忙しい人なので、時間通りにはなかなか来ません。ギリギリまで会社にいるからですね。(^^;;; 「待ってるからゆっくり来てね」とLINEしたら、「先に入ってビールでも飲んでて~♪」と返事。うわわ~、名店に一人で入っていくの、緊張する~。(^o^;;;
入り口で、とりあえず記念にパシャ。
ドキドキしながら入っていき、予約名を告げ、連れが少し遅れることを説明して席に通していただきます。うわ~、本当だ、カウンター席は8席のみ。ビールを注文し、緊張感からいつも以上に乾いちゃった喉をうるおして、友人を待ちます。隣にやってきた男性客はかなりの常連さんのようで、大将と親しげに話しています。 ミシュラン の常連さん、すごいなー。
5分後くらいに友人が到着し、お食事を始める事になりました。最初に出されたのがこちら。「飲むように食べて下さいね」とのこと。
なんとも清々しい味わいのイクラは、確かに飲むようにツルツルっと入っていきます。美味しい・・・。
続いて、こちらが来ました。アワビとタコです。
アワビは、横に置かれたお塩を付けて。タコにはワサビをつけていただきます。「こんなに柔らかくて分厚いアワビ、初めてかも?!」と感激。。。タコの方は甘いお味に煮てあって、自然なワサビの辛さが合う合う!!
そして、かつお。皮部分がパリっとしていて、食感も良いです。この辺で友人が「日本酒頼みたいねぇ」と言い出し、二人でひとつ注文。この日は九頭竜だそうです。からめでさっぱりした美味しいお酒。肴に合いますわ!
出ました、うに!!函館で美味しいうに食べたばかりですが、これは・・・函館で食べたのよりさらに上!三種類違ううにでして、それぞれが本当に濃い味わい。口にブワ~~~っと広がる甘味と旨味。普通のうには独特のクセというか臭みがありますが、そんなの一切ナシ!感動ですよ。お酒チビチビやりながら、顔はニマニマ。この頃には緊張感もなくなっていましたね。
毛ガニの身をほぐしたもの。これも日本酒に合いますねぇ・・・。
つまみの最後は、穴子の白焼きです。左の、唐辛子を効かせたタレにつけていただきます。(お塩でも良いそうな)穴子は食感がプリップリしていて、これまたクセのないさっぱりとした味わいです。
そして、ここから、握りです。
「ほいっ、まずは鯛から・・・」とのことで、最初の握りをちょっと緊張気味に手で持っていただきます。鯛は元々あっさりしたお味ですから、うにとかのような感動はないですが、やはりプリプリした歯ざわりは素晴らしい。そして、シャリは少し硬めで口に入れるとホロホロっと崩れる感じ。ネタと絶妙に絡みます。そんじょそこらの、かたまったまんまのシャリと全然違うのは、素人でもわかりました。
そして、鰤(ぶり)。友人が「鰤よ!鰤とは思えないけど鰤なのよw」というので、ワクワクしながら口に入れると・・・おーーー!友人の言ってる意味がわかるー!普通の鰤と味が違う!あの魚臭さがないのです。旨味だけを感じる。そして口で溶ける。こんなのは生まれて初めての味覚。
コハダです。私は青いお魚が苦手でして、普通のお寿司屋さんでは「青いのは出さないで下さい」と頼みますが、こういう別格のお寿司屋さんでは食べるのです。だって、仕事が違うから。食べられちゃうんです。こちらのコハダもそう。モグモグと噛み締めても全然嫌な味がしない。
漬けまぐろです。まぐろの赤身というのは、良いお店で食べると本当に柔らかくて味わい深くて美味しいモンですね・・・。こちらの漬けは、それほど濃い味付けではなく、とても食べやすい味に仕上げてありました。
中トロです。実は私、まぐろの中トロと大トロは、あまり得意ではありません。普通のお寿司屋さんや回転寿司だと、脂っぽくて、食べていられないんです。しかし、やはりここはネタが違います。全然しつこくありません。口の中でとろけるけど、脂っぽさはあまり感じません。
こちらは大トロです。もう、見た目からして、安っぽい大トロとは全然違うのがわかるのですが、味はもっと違います。身が全然固くなくて、ふわ~んとした舌触りです。味わいも上で書いたように脂っぽさがありません。こんな大トロあるんだなぁ・・・。(というか今まで食べてた大トロはニセモノなのか)
イカです。ほんのちょっと香り付けに使われているスダチが効いていて、なんとも素晴らしい。柔らかな身と甘さ。
車海老です。蒸し海老でこんなに味わい深く、旨みがあって、海老独特のあの臭みがまったく感じられないのは、初めてです!噛み締めると、ジワジワ~と口全体に旨みが広がる感じ。ほっぺの内側までも、美味しさが刺激してきます。この感覚はすごい・・・。食べたものしかわからない感じです。ビックリ。
濃厚な味の海老のあとは、さっぱりと小柱軍艦。こちらは食感がコリコリとして美味ですね。お口直し的な位置づけかな。
これ、おしゃべりに夢中になっていてネタの名前を聞きませんでしたが、アジだと思います。しかし・・・見た目アジなんだけど、味が違う。普段食べるアジじゃない。もっちりとした舌触りと、やはり濃厚な味わい。うまい、うますぎる・・・。
そして・・・キターーーー!うに軍艦!この新鮮な色!舌触りもプリンプリンですよ。ツマミでいただいたうに同様、臭みがまったくなく、甘さと旨味のみ。シャリにそれが合わさって、ツマミの時以上に美味しいです。このうに、どういうルートで仕入れるんだろう・・・。
ココで、なんと私のスマホの電池が切れてしまい、ここからは友人ので撮ってもらいました。(^^;;;
握りの最後を飾るのは、穴子です。しっかり煮込んであって、なんともいえない柔らかさ!さっきいただいた白焼きとはまったく違う食感と味わいです。こちらも、やはりシャリとの融合が絶妙・・・。口の中が天国です。これが ミシュラン 三ツ星か・・・。
握りを食べ終えると、汁物が出ます。ホッとする優しい味です。
一番最後に出る、太巻きと、玉子焼きです。太巻きはかなり大きいので、ひとくちではさすがに食べれず、パクっ、パクっと、2回にわけていただきました。中に入っている具もしっかりお仕事してあって、とても良い味になっていました。
ビックリしたのは、玉子焼き。見た目からしてかなりなめらかな感じで「なんか普通のと違うな」と思いましたが、口に入れたら、なんと、プリンのような感じ。ぷるんとした食感で、まるでデザートのような味わいでした。いや、これ、デザートでしょう。(^-^)最後にほっこりしちゃいました。
お店の雰囲気はとにかく終始賑やかで、緊張もほぐれます。大将がとにかくよくしゃべる方で、常連のお客さんにどんどん話しかける。お客さんも慣れていて、まるでお友達のようによくしゃべる。常に笑い声が絶えない店内でした。なので、静かな雰囲気を好まれる方には向かないかな。(^^;;;
私達も最後の方は他の常連さん達に巻き込まれ、一緒におしゃべりしたり笑ったりという感じでした。めちゃくちゃ楽しい夜でした!!
普通の常連さんは、来店時に次回の予約を入れたり確認したりするようですが、さすがに私は一回目ですし、図々しく予約をお願いするのも恥ずかしいので、そのまま帰りました。(^^;; でも、次回行けるものなら、また行ってみたいものです。。。
素晴らしい ミシュラン 三ツ星のお店「 鮨さいとう 」と大将に会わせてくれた友人には大感謝です!!
関連ブログ
[…] 鮨さいとう ( ミシュラン 三ツ星)で、一生に一度?の経験 […]