エルメスのお話にちょっと煮詰まったので、パリ 旅行であったおかしなお話をしようと思います。 偽警官 に遭遇したという話です。
私達夫婦は、いつものようにフランスに視察に来ていました。
その時は夏だったので、夜9時でも昼間のように明るく、
チュイルリー公園で散歩をしていたのです。
ふと、主人に声をかけてきた人がいました。
「記念写真を撮ってもらえないですか?」
一見、優しそうな感じの観光客に見える人。
主人は「OK!」と気軽に答え、写真を1枚撮ってあげました。
すると今度は
「こっちのアングルからも撮ってくれないかな?」とその人。
私たちを移動させ、もう一枚写真を撮らせました。
「ありがとう」と言われたそのすぐあとに、
後ろから、厳しい顔の男二人組が・・・。
「おい、お前達、ちょっとこっちへ来い!」と・・・。
「我々は警察だ!今、何をやっていた?」というのです。
「写真を撮っただけですが」と私達。
「写真?違うだろう。そいつに両替してもらっていただろう?」
と、訳のわからない事を言う警官。
「あいつは有名なギャングだ!日本語で言えば『ヤクザ』!
偽札をつかまされている恐れがある。」というのです。
「とりあえずパスポートを見せろ!」と警官が言いました。
ギャングと呼ばれていた彼が素直にパスポートを見せたので、
私たちもパスポートを見せたのです。
警官は「確かに日本人だな・・・」と言いながら、パスポートを返してくれました。
次に警官は「じゃあ、偽札かどうか見るから、財布を出せ」というではありませんか!
ギャングの彼は、また素直に財布を出すのです。
ここで私はやっと気付きました。
ギャング役の彼と、警官役の二人組はグルなんだ!
財布から「これは偽札だ」と言って、お金を盗る作戦なんだ!と・・・。
慌てて、主人に「大通りに向かって逃げるよ」と言って、
一気に走って逃げました。
もし本当の警官だったなら、追ってくるでしょうが、
やつらは追ってきませんでした。
やはり、有名な「私服の偽警官」だったのです。
パスポートが盗まれなくて本当に良かった・・・。
財布も危機一髪でした。
でも、これには後日談があるのです。
つづく・・・。
関連ブログ
>Yumiさん
いくら警官でも、財布を見るなんておかしい、と思ったんですよ。
ギャング役がやけにおとなしいし。(笑)
気づいてなかったら、どうなっていたかと思うと怖いです。
こんばんわ。
フランスは治安悪いですよね。
日本人は人が良いし、大人しいし、それに・・ちっこい(;^_^A から狙われ易いんじゃないかと思います。
気づいたのは凄いですね。
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